患者様ご自身の歯を健康に保っていただくために
「むし歯ってどうしてなるんですか?」
「むし歯はどうやって予防したら良いんですか?」
「むし歯になりたくないです。」
患者様とお話をしていると、このような意見を聞くことが多いです。
「なるべく患者様ご自身の天然の歯を一生涯守ってほしい」
これが坂口歯科・矯正歯科のスタッフ一同の想いです。
しかしながら、まだまだ日本ではほとんどの患者様が、歯が痛くなってから歯科医院に通うというのが一般的です。
歯は一度悪くなってしまうと二度と良くなることはありません。
そのためにも歯科医院でのプロケアと患者様のご自宅でのセルフケアが重要なのです。
むし歯の予防方法とは?
むし歯にならないためには下記の3つのポイントが重要です。
- むし歯菌を減らす
- むし歯菌の活動を抑制する
- 歯を丈夫にする
1点づつご説明させていただきます。
むし歯菌を減らす
むし歯菌の原因はプラークと呼ばれる細菌の塊です。みなさん自分のお口の中を鏡で見た時に、「歯と歯の間(もしくは歯と歯茎の間)に白いものがあるな」と思ったことはありませんか?この白い塊がプラークなんです。
実はこのプラーク、歯磨きをしてから12時間以内に形成されるのです。そのために、朝に歯磨きをして、夜に歯磨きを忘れてしまった場合には、すでにプラークが形成される可能性が高いです。
「えっそんなに早くプラークってできるの?」
そう思う方は多いと思います。
また、プラーク1mgあたり1億個以上の細菌が潜んでいるのです。これがむし歯の原因となるのです。
そして、厄介なことにプラークは感染します。
例えば、身近な存在の人達(家族や友人)に、むし歯の人がいる場合に、同じ食器を使ったり、飲み物を分け合ったりすると感染リスクがあります。皆さんは母子感染と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?母子感染は、まさにこの感染によるものです。
プラークを放置したままにすると、2~3日で歯石に変わります。歯石は、まさに細菌の巣窟です。
プラークは歯ブラシで除去することができますが、歯石は歯ブラシで除去することができません。そのためにも日頃のセルフメンテナンスが重要になるのです。
まずは正しい歯磨きを!
ご自身の天然の歯を守るためには、歯科医院でのプロケアとご自宅でのセルフケアが必要です。
スポーツに正しいフォームがあるように、歯磨きにも正しいフォームがあります。
小倉北区の歯医者「坂口歯科・矯正歯科」では、患者様に正しい歯磨きのフォームをお伝えしておりますので、お気軽にご相談ください。
むし歯菌の活動を抑制する
むし歯になりやすい人となりにくい人で見受けられるのが、食習慣の違いです。
下図をご覧ください。
むし歯に なりやすい人 |
むし歯に なりにくい人 |
|
---|---|---|
咀嚼回数 | 少ない | 多い |
間食習慣 | 多い | 少ない |
咀嚼回数
むし歯になりにくい人は、食事中の咀嚼回数が多いです。咀嚼回数を多くすることで唾液の分泌量が増やすことができます。
むし歯菌が繁殖しやすい環境は、お口の中が乾燥している状況です。
唾液の分泌量が増えることで乾燥を防ぐことができます。
間食習慣
むし歯になりにくい人は、間食の量が少なく、間食する時間が決まっています。
むし歯になりやすい人は、間食の量が多く、いわゆるだらだら食いをすることで、何度も食べてしまいます。
食べることで、食べ物の酸や細菌が食べ物を分解する働きをすることで、お口の中が酸性になり、酸性になると歯の表面を溶かしてしまいます。そうならないためにも、間食の量や時間を決めることが大切です。
歯を丈夫にする
みなさんもご存知だと思いますが、フッ素を塗ることでむし歯になりにくくなると言われています。
小倉北区の歯医者「坂口歯科・矯正歯科」では、院内でのフッ素塗布の他にも、ご自宅で利用できるケアグッズを販売しております。
フッ素の働き
- フッ素が歯に取り込まれ、歯の再石灰化を促進し、強い歯を作ることができます。
- 細菌に酸を作らせないように動きを抑制することができます。
小倉北区の歯医者「坂口歯科・矯正歯科」では患者様ご自身の歯を健康に保っていただくために、むし歯にならないためのアドバイスをさせていただいております。