歯科医院で受診した際に、レントゲン写真の撮影の経験があると思います。
治療によっては1回に何枚かレントゲン写真を撮っている方もいらしゃると思います。
歯科医院で使用しているレントゲンの種類には、お口の全体が見れる「パノラマ」と部分的に悪い部位痛い部位を映す「デジタル」の2種類あります。
最近では、インプラント治療や顎関節症の治療で使う「CT」を導入している歯科医院が増えています。
レントゲン写真は人体に影響はないの? なぜ撮るの?などといった疑問や不安を抱いている患者さんも多いかと思います。今回は、歯科医院で使うレントゲン写真の安全性・必要性について説明していこうと思います。
Q1 「レントゲン撮影の被ばく量は人体には影響はないの?」
歯科など医療用レントゲン撮影で用いているX線と呼ばれている放射線は、レントゲン撮影以外、日常生活の中で私たちは、知らないうちに体に浴びています。それぞれの放射線の量を比較してみましょう。
【人が年間で自然界から浴びる放射線被ばく量】
宇宙から大地からまた、食物や大気から日常生活の中で、絶えず放射線を受けながら生活しています。例えば、テレビ・電子レンジ・洗濯機・冷蔵庫などがあります。そして、私たち自身の身体にも放射線物質があり、それらからも放射線が出ています。